ジャングルにバナナ

それは必然

自分への刺青

例の公演に入った。

 

確かにその瞬間に少し違和感を覚えたけど、コントも含めて終始10人全員がいきいきとして見えた楽しい公演だったから、終演後は銀座の街をスキップしながら帰った。

 

でも今思うと、楽しさに麻痺して違和感を忘れていただけだったと思う。

 

誰の服とかではなくて、そもそも服を踏む行為自体が普通じゃない。幼稚だし、不快に思う人がいることは間違いない。男女の違いで片付けるようなことでもなくて、人として良しとされる行為でないと思う。だから、愛のないただのイジメだと言われても仕方ない。実際、龍太や関西ジャニーズJr.全体に対するリスペクトに欠けていたと思う。

 

ただ、それを大前提としても、SNSは厄介だなと思った。
実際に見ていなくても、事の真偽が分からなくても、一度バズったらもう収拾がつかない。私にはそうは見えなかったけど、「ボロボロ」「ズタボロ」とレポが流れたら破れた服を想像するし、服を踏む行為に対して「天才」だとレポが流れたら、そんな訳ないのにSixTONES担みんなが「天才」だと思ってるように拡散されてしまう。
当然負の感情は連鎖して、全然関係のない以前から燻ってた負の感情にも飛び火して、大炎上。そうなれば負の感情だけが増幅して真実なんて誰も気にしない。「なんか分からないけどめっちゃ叩かれてるね、イメージ悪くなった」この類のツイートは結構見て、めちゃくちゃ辛かった。
一番しんどかったのは、彼らを今までちゃんと見たことが無い人や好きだと言ってくれていた人たちが「嫌い」「もう応援出来ない」と言っていたこと。あぁ、私の大好きな人たちが積み上げてきたものがどんどん崩れていく、信用ってこうやって失われていくんだ、って悲しくて息が詰まって苦しくなった。

 

オタクにとって自担や自軍が一番可愛いのは当たり前で、彼らが傷付けられたと感じたら何をしてでも守りたくなるのがオタクの心理。だから関西担が感情を爆発させるのも理解出来る。(もちろん公演に入っていた人は冷静な人が多かったし、入っていない人でも冷静に注意してくれている人が沢山いたので、とても救われました)それと同じで、私も自軍が一番可愛いから守ってあげたい。でも、今回の件はどう考えても自軍の自業自得だった。いじりに愛があるとか無いとか、演者同士に信頼関係があるから良いとか無いから悪いとかを言い争う前に、そもそもの行為が擁護出来ない、してはいけないことだった。
でも守りたい。大好きだから。この世で一番かっこよくて、誰に何と言われようと最高に幸せをくれる人たちだから。

 

ここは意見が分かれるところだと思うけど、ダメなことをダメだと言うことも、彼らを守ることだと思った。(もちろん自軍を貶すとかボコボコに批判する行為とは違う。それとはほんとに一緒にしないでほしい)
彼らの成功を願うなら、今回のことはなあなあにしてはいけないと自分の中で危機感を持った。人としてがまず大前提だけど、アイドルとして、一表現者として表舞台に立つならあんな行為は許されない。楽しければ、面白ければ何でも良いわけじゃない。
無鉄砲で何をしでかすか分からない危なっかしいところがSixTONESの魅力の一つであることは間違いない。でも本当にしでかしてしまったら、今回みたいに「調子に乗ってる」「そういう人達だと思ってた」とすぐに信用を失ってしまう。この大きな魅力には大きなリスクがあることにSixTONESSixTONES担も目を背けずに向き合うべきだと思った。開き直ったらダメだ。開き直ったら終わり。もうその先へは絶対に行けない。

 

PTAがしたいわけじゃない。こんなこと言ってるけど、小言とか言うの嫌いだし、そもそも自担、自軍に注意喚起するのが苦手だ。だって可愛いから。でも可愛いからこそ、彼らに真のNo.1になってほしいからこそ、こういうことには厳しくいるべきだと今回のことで自戒した。

 

SixTONESには信念を持って、SixTONES担が悲鳴をあげるくらいのスピードで爆走し続けてほしい。途中で立ち止まったり、崖から落ちそうになったときは、「気持ち切らすなって!!!!!!」って叫ぶから。大丈夫。こちとら遊びでオタクやってないんで。

 

SixTONESSixTONES担が目指してるのは、デビューの先の先のもっと先。果てしなく永遠に続いていく場所にあるはず。こんなところで終わっちゃいけない。

 

失った信用は自分たちの力で取り戻すしか方法はないから、簡単じゃない。開き直ったら終わりだ。